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【温泉宿比較】香川のこんぴら温泉郷vs愛媛の道後温泉!両方の温泉宿を様々な角度から徹底比較!

香川県のこんぴら温泉郷にある「琴平花壇」と、愛媛県の温泉地、道後にある「大和屋別荘」で実際に宿泊してみて感じたことや、比較して違いを解説していきます。

結論から言うと、

  • コスパ良く観光も温泉も楽しみたい場合は香川のこんぴら温泉郷「琴平花壇」!
  • 観光、外湯巡り、グルメ、あれもこれもしたい欲張りさんには愛媛の道後「大和屋別荘」!

といった感じで、ご自身の好みや観光スタイルに合わせて選ぶことをオススメします。

この記事では、

  • 前提として実際に宿泊した宿の紹介
  • 各項目について比較
  • 比較の根拠についての解説

などを細かく紹介しています。

  • 愛媛県、香川県あたりで観光を計画しているけど宿はどうしよう…
  • 四国の温泉地に行きたいけど、比較する情報が欲しい!
  • 道後温泉はよく聞くけど、他に温泉地はあるの?

このような悩みがスッキリする内容となっています。

四国への旅行プランや、温泉地選びの参考になれば嬉しいです。

よければお付き合いください。

  • 本ページは広告、プロモーションが含まれています
  • この記事は2024年に宿泊した体験をもとに記事にしているため、写真や情報が古い可能性があります
  • 随時データを見直して更新していますが、間違った情報があればご指摘ください

今回比較する温泉宿

今回は、四国の有名観光地にある温泉宿を比較していきます。

  • 香川県のこんぴら温泉郷にある「琴平花壇」
  • 愛媛県の道後にある「大和屋別荘」

香川県の金刀比羅宮(こんぴらさん)、愛媛県の道後温泉。

どちらも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

過去記事に、この2つの宿についてレビューしています。

よければ、合わせてご覧ください。

琴平花壇の過去記事はこちら

大和屋別荘の過去記事はこちら

この2つの宿を様々な角度から比較していきます。

今回の前提条件について

今回、宿を比較するにあたっての前提条件を説明しておきます。

ざっくりとこの5点になります。

  • 四国の観光地にある温泉宿
  • 高級宿であること
  • 部屋食あり
  • 客室露天風呂あり
  • 比較する宿(部屋)に実際宿泊したことがある
  • 宿代は楽天トラベルを利用した時の料金

宿によっては、客室にお風呂の付いてない部屋や、部屋食不可の場合がありますが、条件を揃えるため同じ条件に近い部屋で価格やサービスなどを比較しています。

特に、一次情報を大切にしているので、実際に宿泊したことのある宿のみを比較対象とします

香川「琴平花壇」の客室は、

専有露天風呂付き和洋室「富士見台」

愛媛「大和屋別荘」の客室は、

露天風呂付き客室「桜」

の部屋に宿泊した体験をもとに比較していきます。

宿比較表

比較しやすいように、比較表を作りました。

宿の特徴、それぞれの良さを簡潔にまとめています。

琴平花壇大和屋別荘
価格・コスパ・1泊2食付き2名宿泊時1人あたり約40,000円
・駐車料無料
・1泊2食付き2名宿泊時1人あたり約50,000円
・駐車料1日あたり1,000円
客室専用風呂・露天風呂のみ
・外にシャワーブースあり
・内風呂、露天風呂あり
・室内にカランあり
大浴場・男女入れ替えあり
・内風呂、露天風呂、サウナ、水風呂あり
・タオル、アメニティ完備
・男女入れ替えなし
・内風呂、露天風呂のみ
・大和屋本館の大浴場も利用可能
・タオル、アメニティ完備
泉質・単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
・PH値7.6
・アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
・PH値9.1
客室・和室10帖+温泉露天風呂付テラス+ツイン+洋室
・部屋数が多く広々とした客室
・アメニティ充実
・和室8畳+露天風呂+坪庭
・詩人、骨董品、総檜数寄屋造りなど楽しめる点が多い
・アメニティ充実
寝具セミダブルベッド
(幅120cm×長さ195cm ×高さ50cm)
敷布団(マットレスあり)
周辺・観光・こんぴら表参道まで徒歩10分
・金刀比羅宮へのお参りや表参道のまち歩きなどが楽しめる
・道後商店街まで徒歩10分
・外湯巡りや足湯、道後商店街のまち歩きが楽しめる
・松山市内へのアクセスも良好
食事・部屋食対応
・季節に合わせた料理、瀬戸内産の刺身や香川名物うどん、ブランド牛「オリーブ牛」などが楽しめる
・飲み物、アルコールメニューが豊富
・部屋食対応
・季節に合わせた料理、瀬戸内産の刺身や追加料金で「伊予牛のステーキ」や「宇和島鯛めし」も楽しめる
・飲み物メニューはアルコールに特化したラインナップ
接客・サービス・客室係がおもてなし
・プレミアムサービス(様々な特典)付き
・駅や駐車場までの送迎バスあり
・客室係がおもてなし
・湯上がり処でビール、アイスを無料で提供(セルフ)
・大和屋本店のサービスも利用可能
・車の移動もしてくれる
客層カップル、家族連れ、様々な層に対応基本的にどの層にも対応しているが、体感的に大人向け
館内設備・売店、ラウンジ、足湯、個室マッサージ、宴会場など豊富
・清掃が行き届いていて清潔感◎
・館内Wi-FiだけでなくPC設備も完備
・ラウンジ、中庭あり
・清掃が行き届いていて清潔感◎
・大和屋本店の館内設備も利用できる
・館内Wi-Fiが快適
アクセス・基本的に車か電車でのアクセスがベター
・県庁所在地の高松までは距離があるため、宿周辺での観光がメインになる
・路面電車やバスなどの交通インフラが整っているためアクセスしやすい
・車でのアクセス時は駐車場の予約が必要
・松山市内へのアクセスも容易

各項目の比較についての解説

それでは、各項目についてどうしてそのような結論に至ったかを説明していきます。

価格・コスパ

琴平花壇

部屋のタイプによって価格が変わりますが、今回の前提条件に当てはめて説明していきます。

専有客室風呂(露天風呂)がついた部屋で、1泊2食付き2名宿泊時だと、1人あたり約40,000円です。

比較対象の大和屋別荘と比べて、少し安価ですね。

シーズンや、祝日などで多少の変動がありますが、概ね40,000円あたりで泊まれます。

宿自体が増設により部屋数が豊富なため、選択肢が多いことも魅力です。

予算によって選ぶことができて、リーズナブルに泊まりたい方、ちょっと贅沢したい方、両方のニーズに対応できます

さらに、宿の駐車料が無料!

観光地周辺の宿は、だいたい有料の場合が多いのですが、無料なのはありがたい。

金刀比羅宮周辺の駐車場は基本的に有料なので、駐車料金を浮かせることができます。

このような観点から、価格で見ると琴平花壇に軍配が上がりそうです。

大和屋別荘

大和屋本店の姉妹館であるため、より高級志向の高い宿となっています。

部屋のタイプも全て俳句の街ならではの凝った造りです。

1階の庭と専有客室風呂がついた部屋で、1泊2食付き2名宿泊時だと、1人あたり約50,000円。

琴平花壇と比べて、少し料金が高めです。

後で詳しく説明しますが、値段が高い分受けられるサービスはかなり充実しており、満足感を感じられます。

駐車料は有料で、1日あたり1,000円別途必要です。

周辺のパーキングを利用すると、もう少し価格を抑えられます。

しかし、利便性を考えて対費用効果的に宿の駐車場を利用することをオススメします

また、宿の駐車場を利用する際は事前予約が必要なので注意してくださいね。

客室専用風呂

琴平花壇

宿泊したことのある部屋のみの情報となりますが、内風呂は無く、露天風呂のみ付いていました。

露天風呂のとなりには、くつろぐことのできる開放的なウッドデッキ。

シャワーブースもあります。

露天風呂は温度調整ができないタイプで、造り的に循環式かと思います。

いつでも適温の状態で楽しむことができるのは良いですね。

シャワーブースには、ボディーソープやシャンプーなどのアメニティが備え付けられているため、ここで体を洗うこともできます。

ただし、少しだけ難点が…

外にあるため、シャワーブース内の温度が外気温に左右されるため、冬場は寒いんですよ(泣)

なので、寒い時期は大浴場で体を洗うことをオススメします。

また、脱衣所がなく洋室から直通のため、客室係さん(食事時など)が来るタイミングは入浴を避けましょう。

お互い気まずくなりますからね(汗)

大和屋別荘

こちらも宿泊したことのある部屋のみの情報になります。

内風呂、露天風呂の豪華二本立て!

内風呂のところにカランがあります。

露天風呂は循環式でいつでも適温で入浴可能です。

内風呂は、自分でお湯はりをするタイプでした。

琴平花壇と大きく違うところは、

  • 内風呂がある
  • 露天風呂の温度調整ができる
  • 室内にカランがある
  • 脱衣所を経由して行く

この4点です。

やはり造りがしっかりしているので、快適に入浴できますね。

もちろん、タオルやアメニティも備え付けられていて不自由なく利用できます。

快適過ぎて、大浴場を利用しない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際、僕の嫁は大浴場を利用しませんでした(笑)

大浴場

琴平花壇

大浴場は2つあり、午前と午後で男女入れ替えになります。

浴槽は、

  • 内風呂
  • 露天風呂
  • サウナ
  • 水風呂

と、かなり充実しています。

特に、小さいながらもサウナを完備してくれている点が素晴らしい!

男女入れ替えにより、露天風呂からの景色が変わるのもポイントです。

湯上がり処には、セルフサービスの麦茶。

広々としたスペースで休憩や待ち合わせも快適です。

タオル、アメニティ類はもちろん完備。

タオル類は脱衣所に大量に準備されているので、何回も気兼ねなく入浴できるのがありがたかったです。

また、脱衣所がかなり広く、全て鍵付きロッカーを完備

部屋の鍵やスマホ、小銭などを持ってきていても安心して入浴できました。

大和屋別荘

宿の大浴場はもちろん利用できるのですが、姉妹館である大和屋本店の大浴場も無料で利用することができます!

こちらは残念ながら男女入れ替えなし。

大和屋別荘側、本館側とも、内風呂、露天風呂のみとなっています。

ちなみに、大和屋別荘と本店では引いている源泉場所が、

  • 大和屋別荘は道後温泉 第1分湯場
  • 大和屋本館は道後温泉 第2分湯場

と違っているんです。

後で詳しく説明しますが、湯上がり処にはビールやアイスに水のセルフサービス。

さらに、大和屋本店の湯上がり処にある「大和屋台」も利用可能!

もちろん、タオル、アメニティ類は豊富に完備しているため、着替えだけ持ち込めば気軽に入浴できます。

注意点としては、大和屋別荘の脱衣所が少し狭めな事と、鍵付きロッカーがないことです

大和屋本店の脱衣所は広く、鍵付きロッカー、貴重品ロッカーが完備されています。

また、大和屋本店の大浴場は体感的に混み合うイメージですが、大和屋別荘の大浴場は比較的空いていてゆっくりと入れますよ。

泉質

琴平花壇

大浴場、客室風呂ともに、

単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)

となっています。

PH値は7.6。

文字のごとく、弱アルカリ性です。

源泉の温度が低いため、加温しています。

また、循環ろ過装置、塩素系薬剤を使用しています。

実際に浸かった感じ、かなりサッパリとしたお湯という印象でした。

塩素系の香りはそこまで気にならない程度。

ヌルヌル系や、いかにも効きそうな温泉を求めている方は物足りないと感じてしまうかもしれません。

逆に、朝風呂だとサラッとしたお湯でサッパリします。

大和屋別荘

こちらも、客室風呂、大浴場ともに、

アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)

となっています。

PH値は、9.1。

琴平花壇と比べて高い数値です。

源泉の温度が低いため、加温しています。

また、循環ろ過装置、塩素系薬剤を使用しています。

実際に浸かった感じ、PH値の割にあっさりとしたお湯で、ヌルヌル感は感じられませんでした。

塩素系の香りは、

言われたら分かるけど気にならないレベル

といった感じです。

道後のお湯はサッパリ、しっとりな感じなので、ヌルヌルやトロトロ系のお湯が好きな方は物足りないかもしれません。

ここは、琴平花壇と同じでどちらもサッパリ系のお湯。

体感的に、PH値に差があるもののそこまで違いを感じることがありませんでした。

客室

琴平花壇

宿泊した専有露天風呂付き和洋室「富士見台」のお部屋は、

和室10帖+温泉露天風呂付テラス+ツイン+洋室

と、部屋数が多く広々とした客室でした。

2人で宿泊するには十分すぎるほどの広さ(笑)

春になると、部屋や露天風呂から桜を見ることもできます。

和洋室なのでソファも畳もあるし、後で詳しく説明しますが大きなベッドもあります。

快適過ぎてずっと住みたいぐらいです!

不満点があるとすれば、脱衣所がないことぐらい

おそらく、間取り的に省いてしまったのでしょう。

なくても、客室係さんが来るタイミングに気をつけたり、急な来客がなければ問題はないです。

また、価格帯が高いこともあり、アメニティも充実しています。

よっぽど自分で気に入って使っているもの以外は、基本的に持ってこなくて大丈夫です。

実際、かなり快適に過ごせたので自信を持ってオススメします。

大和屋別荘

宿泊した露天風呂付き客室「桜」のお部屋は、

和室8畳+露天風呂+坪庭

と、部屋数は少ないながら、かなり趣のある内装です。

松山は俳句の街ということもあり、

  • 詩人
  • 骨董品
  • 総檜数寄屋造り

など、楽しめる点が多くあります。

ここは、他の観光地宿とは差別化できる部分です。

和室のみですが、2人で宿泊する分にはなにも不自由ありません!

和室の窓際には、広縁(ひろえん)もあります。

ここから坪庭に出ることもできますよ。

個人的に良かった所は、玄関付近にある「つくばい」。

部屋にこんな設備がついている宿は初めてでした。

少し不満点を言うと、使えるコンセントが限られていること。

使い勝手を考えると、実質ここだけです。

部屋にテーブルタップ(タコ足配線の拡張コンセント)がありますが、不安な方は自前で延長コードなどを持ち込むことをオススメします

それ以外は大満足!

高級宿ですので、アメニティも申し分ありません。

実際、家から持参したのは垢すりぐらいでした。

こちらも自信を持ってオススメできる宿です。

寝具

琴平花壇

宿泊した部屋は和洋室だったので、セミダブルベッドが2つ設置されていました。

ベッドのサイズは、幅120cm×長さ195cm ×高さ50cm。

大きさは十分で、快適に眠れました!

近くにテレビも設置されています。

寝心地はもちろん大切ですが、スマホなど電子機器への充電に必要な電源も気になるところですよね?

安心してください、枕元にコンセントが完備されています

使い勝手が良く素晴らしい!

また、部屋の照明スイッチやベッドの個別照明のスイッチも集約されていました。

個人的に寝床周りは完璧です。

ただし、USB電源はないためアダプターや充電ケーブルなどは自分で持参しましょう。

大和屋別荘

宿泊した部屋は和室だったので、ベッドはなく敷布団を客室係さんが敷いてくれます。

具体的には、夕食後の片付けをした後、部屋の座椅子やテーブルを寄せて敷布団を設置する流れです。

敷布団の下にはマットレスを敷いてくれるため、寝心地はかなり良い方でした!

敷布団に抵抗がある方も安心して眠れます。

不満点は、先程説明したコンセント問題。

枕元にコンセントがないことと、コンセントがひとつしかない点が不便です

備え付けのケーブルタップでは長さが足りないため、個人的に延長コードなどを持参する必要があります。

また、足元を照らしたり非常用照明として手持ちランタンも備え付けで置いていました。

設備の弱点を補う工夫はされていると感じましたが、やはり不便ですね(汗)

宿泊する際は、手荷物が増えてでも延長コードやケーブルタップを持参することをオススメします。

周辺・観光

琴平花壇

宿周辺の観光はなんといっても、

  • 金刀比羅宮
  • こんぴら表参道

がメインになるかと思います。

こんぴら表参道まで徒歩10分ほどの距離なので、アクセスは良好です。

金刀比羅宮へのお参りや、表参道のまち歩きなど、自分の楽しみ方でのんびりと観光できますよ。

琴平花壇の良いところは、

  • チェックイン前に駐車場を利用できる
  • 駐車場が無料で利用できる

この2点にあります。

駐車場に困らないし、なにより駐車料金を節約できます!

実際、僕が観光したスケジュールは

  1. お昼前に琴平花壇駐車場で車を駐車
  2. こんぴら表参道で昼食
  3. 昼食後は金刀比羅宮へお参り
  4. お参りの帰りはこんぴら表参道でお店巡り
  5. 夕方にチェックイン、館内で足湯を堪能

といった感じで、こんぴら観光を楽しみました。

時間がたっぷりあるので、ゆっくりとお参りや観光ができるのが強みです。

短所を挙げるとすれば、香川の県庁である高松から離れているため、観光は金刀比羅宮周辺に限られてしまいます

しかし、表参道辺りはかなりお店が多く賑わっていますので退屈しませんでした。

観光する場合は日帰りではなく、宿泊することをオススメします。

大和屋別荘

四国でも有名な温泉地のため、

  • 道後温泉外湯巡り
  • 道後商店街のまち歩き

がメインになるかと思います。

道後商店街まで徒歩10分以内の距離なので、アクセスは良好です。

道後温泉本館だけでなく、他にも外湯できる施設があるので温泉好きにはたまりません

足湯できる場所もあるので、手軽に温泉を楽しむことが可能!

また、観光地としても大変賑わっているので、商店街周辺にはお店がたくさんあります。

お土産にも困りません!

さらに、路面電車やバスを利用すれば松山市内へのアクセスも良好です。

道後から松山市内まで距離が近いのは大きな利点ですね。

実際、僕が観光したスケジュールは

  1. 初日は早めにチェックイン
  2. 大和屋別荘と本店のサービス、温泉を堪能
  3. 道後商店街でお店巡りをして夕食
  4. 次の日は松山市内に移動して観光

といった感じで、全く退屈しません(笑)

短所を挙げるとすれば、やれる事が多すぎて時間が足りないこと!

嬉しい悲鳴です…

ちなみに、道後周辺の駐車場は有料です。

安いパーキングを探して停めるのもアリですが、そこまで節約にならないので大和屋別荘の駐車場を利用することをオススメします。

食事

琴平花壇

部屋のタイプによって変わりますが、専有露天風呂付き和洋室「富士見台」では、部屋食に対応しています。

玄関から入ってすぐの洋室にあるダイニングテーブルで食事をします。

もちろん、夕食、朝食とも部屋食です。

スタンダードな客室の場合は、館内にある食事処にて料理が提供されるため移動する必要があります。

画像出典:琴平花壇公式サイト
https://www.kotohira-kadan.jp/facilities/
画像出典:琴平花壇公式サイト
https://www.kotohira-kadan.jp/facilities/

琴平花壇の夕食では、季節に合わせた料理はもちろんのこと、瀬戸内産の刺身や香川名物うどん、香川のブランド牛「オリーブ牛」を味わいました。

標準で「オリーブ牛」が食べられるのは、かなり大きなメリットだと思います

また、ドリンクメニューが豊富です。

アルコールメニューは幅広く対応しており、ノンアルメニューも多く取り揃えています。

こちらはボトルワイン。

ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、カクテルなど。

ソフトドリンクまで幅広く揃えています。

最後に香川の地酒。

一番良いと感じたところは、香川の地酒やご当地ドリンクなどの飲み物だけでなく、四国各県の飲み物もメニューに入っていたことです。

多くの選択肢から好きなものをオーダーできるのはありがたいですね!

大和屋別荘

琴平花壇と違い、基本的にどの部屋を選んでも部屋食に対応しています。

客室係さんが部屋に料理を運んできてくれて、和室で食事をするといった流れです。

突発的な対応で部屋食ではなくなる可能性はありますが、ほぼ確実に部屋食対応しているので安心ですね

大和屋別荘の夕食では、季節に合わせた料理、瀬戸内産の刺身や「伊予牛のステーキ」などが楽しめます。

「伊予牛のステーキ」は追加料金が発生しますが、めちゃくちゃ美味しかったので頼む価値アリです!

朝食では、追加料金を払えば「宇和島鯛めし」も味わえますよ。

飲み物メニューは少し毛色が違い、アルコールに特化したラインナップとなっています。

こちらは日本酒の限定ボトル。

ソフトドリンクとカクテル、焼酎類。

ビール、果実酒類。

地酒(日本酒)各種。

最後はワイン、シャンパン、ウイスキー類。

地酒から洋酒まで幅広く揃えていました。

特に、地ビールや愛媛の地酒(日本酒)が多いので、満足感は高いと思います。

客層的にファミリー層が少ないと感じたので、年齢層も高めの想定なのかもしれません。

もちろん、ノンアルコールメニューも少しばかりありますので、安心して注文できますよ。

接客・サービス

琴平花壇

宿泊した専有露天風呂付き和洋室「富士見台」では、プレミアムルームに該当するためプレミアムサービスを受けられます。

プレミアムサービスは、以下のような内容になっています。

  • レイトチェックアウト11時
  • ガーデンラウンジのブレンドコーヒー、または紅茶を滞在中何度でも無料で提供
  • 数寄屋造り離れ、富士見台・和洋特別室に宿泊すると貸切露天風呂「なごみ湯」を一部屋につき1回に限り45分間無料で利用可能
  • タイ古式マッサージ「バンクンメイ」をステイ料金の10%offで利用可能
  • ガーデンラウンジ内のクラブルームを2時間無料で利用可能
  • 21:00~23:00の間、ガーデンラウンジでスパークリングワインをワンドリンクサービス

また、客室係が部屋食のお世話などをしてくれます。

ただ、プランや客室のタイプによってプレミアムサービスを受けられなかったり、客室係とのやりとりが少なかったりする可能性あります

事前に宿泊する部屋のタイプやプランをよく確認したり、宿に問い合わせしてみるといいでしょう。

ありがたいことに、駅や駐車場から送迎バスが出ています。

駅から少し離れていますし、駐車場から宿までは坂を登らなくてはならないので、かなり助かりました。

帰りも送迎バスがフロントから出ているので、有効活用しましょう。

個人的に琴平花壇で宿泊する場合は、価格と満足度的に部屋食やプレミアムサービス付きの客室を選ぶことをオススメします。

大和屋別荘

高級宿ならではの質の高いサービスが受けられます。

大和屋別荘でのサービスはもちろん、姉妹館である大和屋本店の一部サービスも利用可能です!

内容がかなり多いので、別荘と本店で分けてまとめてみました。

大和屋別荘
  • 駐車場利用時、車の移動をしてくれる
  • 湯上がり処で、セルフサービスのビールと特製アイスなどが無料(制限なし)
  • どの客室を選んでも専属の客室係がおもてなし
大和屋本店
  • 大浴場が無料で利用可能
  • フロント近くの「みかん蛇口」が無料で利用可能
  • 湯上がり処の「大和屋台」が無料で利用可能(日本酒バーと駄菓子バー)

こんな感じで盛りだくさんのサービスが受けられます。

琴平花壇と比較すると、

  • 全ての客室に客室係が付く
  • 受けられる無料サービスが豊富

という点が大きく違います。

こちらも、客室係さんが食事や寝床のお世話、お出迎えやお見送りもしてくれますよ!

ただ、送迎バスなどはないので自力で宿まで移動する必要があります。

その点だけ注意が必要です。

客層

琴平花壇

部屋数が多く、一般的な客室から離れまで、幅広く選択肢があります。

和室、和洋室など、部屋のタイプも柔軟に対応できるため、

  • カップル
  • 家族連れ
  • 高年齢層

など、様々な層に対応している印象です。

食事の部分でも紹介しましたが、ドリンクメニューの選択幅が広いのもポイント。

貸切風呂も2つあるため、家族でお風呂に入ることもできますよ。

貸切温泉露天風呂「なごみ湯」

画像出典:琴平花壇公式サイト
https://www.kotohira-kadan.jp/hotspring/

貸切温泉露天風呂「杜の湯」

画像出典:琴平花壇公式サイト
https://www.kotohira-kadan.jp/hotspring/

大和屋別荘

姉妹館に大和屋本店があるため、こちらは年齢層高めのコンセプトになっています。

なので、価格帯も高めでファミリー層は少ない印象でした。

静かにゆったりと腰を据えて宿泊したい方には、かなりオススメできます。

また、食事の部分で紹介した通り、アルコールメニューがメインとなっているドリンクメニューが印象的。

サービス面でも、

  • ビールが無料だったり
  • 「大和屋台」の日本酒バーが無料で利用できたり

と、大人向けのサービスが豊富です。

ただ、若い層やファミリー層はお断りといったスタンスではなく、基本的にどの層にも対応しているのでご心配なく。

「大和屋台」の日本酒バー横の駄菓子バーや、みかん蛇口もありますので。

実際、宿泊した時はファミリー層もいました。

館内設備

琴平花壇

施設が自体が大きいため、

  • 売店
  • ラウンジ
  • 足湯
  • 個室マッサージ
  • 宴会場

など、かなり充実しています。

客室、館内とも、しっかりと清掃が行き届いていて清潔感も申し分なし!

館内、客室のWi-Fiはもちろんのこと、PC設備も完備しています。

台数に限りがありますが、空いていれば自由に使用できるので便利ですね。

個人的にWi-Fiはそれなりに使えるかと。

安いホテルなどのWi-Fiより、だんぜん繋がりやすいと感じました。

大和屋別荘

大和屋本店があるため、別荘のこちらは最小限の設備になっています。

具体的には、ラウンジや中庭などがあります。

より静かに、腰を据えてくつろぐといった感じです

コンセプトの違いですね。

もちろん、客室、館内とも清掃が行き届いていて清潔感があります。

大浴場もしっかり管理されていて、ビジネスホテルの大浴場のような散らかり具合や不快感は全くありません。

また、これまでに説明してきましたが、大和屋本店の館内設備も利用できます。

これにより、サービスの種類や設備利用の選択肢がグンと上がります。

あと、良かった点と言えば、館内Wi-Fiが快適だったこと。

大きなホテルのように、大人数がWi-Fiに接続するような環境ではないので、回線が混まずにストレスなく利用できました。

アクセス

琴平花壇

住所〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町1241−5
電話番号0570ー078ー857
入浴税ひとり150円(宿泊代以外に別途必要)
※チェックアウト時に精算
受付時間などチェックイン 15:00
チェックアウト 10:00
※プレミアムサービス適用時は11:00
お風呂客室風呂、大浴場、貸切風呂あり
※大浴場男女入れ替えあり
※貸切風呂は有料(プレミアムサービス適用時は無料)
駐車場40台(駐車料無料、事前予約不要)
※駐車場から宿までの送迎バスあり
公式ホームページhttp://www.kotohira-kadan.jp/
アクセス善通寺ICから琴平方面へ国道319号を車で約20分
JR琴平駅または琴電琴平駅から徒歩15分
※JR琴平駅、琴電琴平駅から送迎バスあり

基本的に車か電車でのアクセスになると思います。

バスでもアクセスできますが、四国の移動手段だと車(レンタカー含む)が現実的です。

国道からアクセスしやすく、分かりやすい位置にあるので迷うことはないと思います。

駅や駐車場からの送迎が出ているのもポイント!

ただし、県庁など他の場所を観光する場合はそこそこ移動距離があります。

なので、基本的に宿周辺での観光がメインなるかと(汗)

あと、懸念点があるとすれば駐車場の位置が分かりにくいので初見だと戸惑うかもしれません。

大和屋別荘

住所〒790-0836 愛媛県松山市道後鷺谷町2−27
電話番号089-931-7771
入浴税ひとり150円(宿泊代以外に別途必要)
※チェックアウト時に精算
受付時間などチェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
お風呂客室風呂、大浴場あり
※男女入れ替えなし
※大和屋本館の大浴場も利用可能
駐車場19台(駐車料1000円、事前予約必須)
※バイクも無料で駐輪可能(屋根付き、台数に制限あり)
公式ホームページhttps://yamatoyabesso.com/
アクセス伊予鉄道 道後温泉駅から徒歩で約5分
JR松山駅からタクシーで約15分
松山自動車道 松山ICから車で約30分

愛媛の県庁である松山市にあるため、路面電車やバスなどの交通インフラが整っています。

なので、比較的アクセスしやすい環境なのがポイント!

また、松山城や銀天街、大街道など他の観光地へのアクセスも容易です。

僕は車で現地まで行きましたが、ナビに登録して行けば問題なく辿り着けました。

ただし、車でアクセスする場合は駐車場の予約が必要

周辺の駐車場も基本的に有料で、休日は満車になりがちです。

少し手間ですが、駐車場を利用する場合は宿の駐車場を予約することをオススメします。

宿の駐車場を利用する場合、宿まで車を走らせることになります。

個人的にアクセスしやすい立地だと思うのですが、宿が少し小道に入ったところにあるため入り口が分かりにくいです。

あらかじめGoogleマップなどで位置を確認しておくと、安心して運転できますよ。

【まとめ】コスパ面では「ことひら温泉郷」、行動の選択肢面では圧倒的に「道後温泉」がオススメ!

香川県の「琴平花壇」と愛媛県の「大和屋別荘」、このふたつの宿を基に両方の温泉郷を比較してきました。

それぞれ特徴がありますが、ご自身の旅行スタイルに合わせて選ぶことをオススメします

四国の温泉地といえば、どうしても「道後温泉」のイメージが強いと思います。

しかし、四国には各県に温泉地は存在します。

今回は香川県と比較した内容でしたが、他の温泉地との比較記事も増やして行く予定です。

この機会にじっくりと比較していただいて、四国の観光に役立てください。

まとめると、

琴平花壇大和屋別荘
価格・コスパ・1泊2食付き2名宿泊時1人あたり約40,000円
・駐車料無料
・1泊2食付き2名宿泊時1人あたり約50,000円
・駐車料1日あたり1,000円
客室専用風呂・露天風呂のみ
・外にシャワーブースあり
・内風呂、露天風呂あり
・室内にカランあり
大浴場・男女入れ替えあり
・内風呂、露天風呂、サウナ、水風呂あり
・タオル、アメニティ完備
・男女入れ替えなし
・内風呂、露天風呂のみ
・大和屋本館の大浴場も利用可能
・タオル、アメニティ完備
泉質・単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
・PH値7.6
・アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
・PH値9.1
客室・和室10帖+温泉露天風呂付テラス+ツイン+洋室
・部屋数が多く広々とした客室
・アメニティ充実
・和室8畳+露天風呂+坪庭
・詩人、骨董品、総檜数寄屋造りなど楽しめる点が多い
・アメニティ充実
寝具セミダブルベッド
(幅120cm×長さ195cm ×高さ50cm)
敷布団(マットレスあり)
周辺・観光・こんぴら表参道まで徒歩10分
・金刀比羅宮へのお参りや表参道のまち歩きなどが楽しめる
・道後商店街まで徒歩10分
・外湯巡りや足湯、道後商店街のまち歩きが楽しめる
・松山市内へのアクセスも良好
食事・部屋食対応
・季節に合わせた料理、瀬戸内産の刺身や香川名物うどん、ブランド牛「オリーブ牛」などが楽しめる
・飲み物、アルコールメニューが豊富
・部屋食対応
・季節に合わせた料理、瀬戸内産の刺身や追加料金で「伊予牛のステーキ」や「宇和島鯛めし」も楽しめる
・飲み物メニューはアルコールに特化したラインナップ
接客・サービス・客室係がおもてなし
・プレミアムサービス(様々な特典)付き
・駅や駐車場までの送迎バスあり
・客室係がおもてなし
・湯上がり処でビール、アイスを無料で提供(セルフ)
・大和屋本店のサービスも利用可能
・車の移動もしてくれる
客層カップル、家族連れ、様々な層に対応基本的にどの層にも対応しているが、体感的に大人向け
館内設備・売店、ラウンジ、足湯、個室マッサージ、宴会場など豊富
・清掃が行き届いていて清潔感◎
・館内Wi-FiだけでなくPC設備も完備
・ラウンジ、中庭あり
・清掃が行き届いていて清潔感◎
・大和屋本店の館内設備も利用できる
・館内Wi-Fiが快適
アクセス・基本的に車か電車でのアクセスがベター
・県庁所在地の高松までは距離があるため、宿周辺での観光がメインになる
・路面電車やバスなどの交通インフラが整っているためアクセスしやすい
・車でのアクセス時は駐車場の予約が必要
・松山市内へのアクセスも容易
こんぴら温泉郷「琴平花壇」のメリット・デメリット
  • 道後と比べて宿泊費や駐車料金が抑えられる
  • 予算にあわせて部屋のグレードを選べる
  • 観光、温泉、サービスのトータルバランスが良い
  • 源泉のPH値が7.6のため温泉感は物足りないかも?
  • 県庁から離れているため観光は限定的
  • アクセス手段が車や電車などに限られる
道後「大和屋別荘」のメリット・デメリット
  • 交通インフラが整っているので移動手段に困らない
  • 温泉観光地のため周辺に外湯、お店の選択肢が多い
  • 立地が良く受けられるサービスが圧倒的に多い
  • 人気観光地のため料金はこんぴら温泉郷に比べて高め
  • 基本的に車でのアクセスは駐車料金がかかる
  • コンセプト的にターゲット年齢層は高めの印象

といった感じです。

好みに合わせて、自分だけの旅行プランを立ててみてくださいね!

以上、香川県のこんぴら温泉郷にある「琴平花壇」と、愛媛県の温泉地、道後にある「大和屋別荘」の比較記事でした。

何か参考になれば幸いです。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。

ごきげんよう!